自分を知ってもらうということ
あなたは普段自分をどのように紹介しているだろうか。
仕事ではなく、プライベートで参加する場のとき。
興味のあるセミナーやワークショップに参加したとき、あるいはホームパーティなどで初めて会う人たちに自分を紹介する機会は日常のなかで多い。
そんなとき、どのように自分を表現しているのだろうか。
以前、わたしはとりあえず名前とその時自分がやっていること(仕事や活動)を言い、あとでじっくり話して自分の人となりを知ってもらえばいいと思っていた。
でも、ある時点で、その「あとで」はこないことがわかった。
「いつか」が来ないのと同じように。
そんなことを思っていたとき、山田ズーニーさんの本「あなたの話はなぜ『通じない』のか」のなかで、これ!と思える表現の仕方に出会った。
自分のことをまったく知らない人に、自分をどう説明し、信頼してもらうか?
自分と初対面の人との信頼関係のはじまりとなる「種」と位置づけられた自己紹介。
どんな種をまくかで育つ関係を違ってくるのだ。
ズーニーさんが紹介する、自分らしさを伝えるポイントのなかで特に印象的なのが、
自分の主旋律を伝える、ということ。
自分の人生の、自分という人間の、いちばん真ん中にくるものは何か?
そして、今から未来に向けて自分は何をやりたいか?
現在から未来へのベクトルで自分を説明するのだ。
自信や経験がなくても、自分の本当の想いを口に出すことがとても大切。
自分の主旋律を伝えるためには、自分にとって何が大切なのか、何を自分の行動の指針としたいのか、自分はどのような価値を大切にしたいのか、など折に触れて確認しておく必要がある。
わたしはこの主旋律を意識しながら自己紹介をするようになった。
そんなに簡潔に上手に言えない。
でも初めて会う人たちが、わたしの言葉を聞いて、微笑みながらウンウンと頷いて聴いてくれている姿を見るだけでとてもしあわせと感じる。
あなたは自分をどう表現したい?
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