地に足をつけて生きる
このGW期間、連日快晴で外にいるのがとても気持ちがいい。
こんな気持ちが良い日に、自然のなかで自分のカラダに意識を向けながら、地球と宇宙と呼吸のキャッチボールをし、カラダのなかのあらゆる巡りを良くしよう、というお誘いの記事を書いた。
今日はしっかりと重心を下に持っていこう、という提案。
この時季、氣が上に(胸上部や頭)あがりがちになる人が多い。
いつも考えごとをしている人も氣は上部にあがっている。
地に足をつけた状態ではなく、なんとなくフワフワしている状態と言ってもいい。
フワフワしている状態だと、迷いが多かったり、根気や集中力がなかったり、頭で考えてばかりで行動がともなわなかったり、感情面の起伏が大きかったりと不安定な状態になりがち。
地に足をつけた状態でいると、安定感や落ち着きがあり、何があってもゆるがない強さがある。そしてカラダとココロのバランスがとれているため、決断力や判断力もある。
地に足をつける、まず地球に大地にしっかりとつながる感覚を通して自分を感じることから始めよう。
「カラダのなかの巡りをよくする」のやり方もとても効果的だが、今回は日常のさまざまな場面でもっと手軽にできるものを紹介する。
手で特定の形(ムードラ)をつくり、そして意識を第1チャクラに置きながら呼吸するだけ。
ムードラとは、手指のジェスチャー・しぐさのことで、種類もさまざま。それぞれのムードラには意味や効果があり、その本質を促すエネルギーの流れの鍵となる。
チャクラとは、カラダの脊柱に沿ってあるエネルギー軸に位置する氣や生命力のエネルギーセンターのこと。カラダのなかには7つのチャクラがあり、第1チャクラは会陰(生殖器と肛門の間)に位置する。明るいルビーレッドの色。
(1) まず、静かで落ち着く場所に座る。
椅子に座ってもいいし、床に座ってもいい。自分の一番心地良い座り方をする。
お尻のすぐ上、仙骨(背骨の一番下の部分)を立たせ、背骨は自然なカーブを保ちながら(無理にまっすぐにしない)上のほうへ立たせるイメージ。肩は落としやや後ろに。胸の中心から胸が開くイメージで上半身はゆったりとさせ、座る。
(2) 次にムードラ。今回はチンマヤ・ムードラ:
上の絵のように、ゆるい握りこぶしの状態から、親指と人差し指の先端をつけ円をつくる。手のひらを下に向け、膝あるいは太腿の上に置く。
(3) チンマヤ・ムードラをつくり、自然な呼吸を数分続ける。
このムードラによってカラダのなかに起こる感覚や感情を静かに観察する。
(4) 徐々に呼吸を深くしていく(無理にしなくてもよい)。
意識を第1チャクラ(会陰の場所)に持っていき、そこから明るいルビーレッドの光が放射されているのをイメージしながら呼吸する。
ココロゆくまで呼吸を続ける。
簡単だけど、とても効果があるのでぜひ試してほしい。
重心がしっかりとおりるし、頭もスッキリする。
チンマヤ・ムードラ(Chinmaya Mudra)は、呼吸・意識・エネルギーを第1チャクラへと促し、地球とのつながりを強め、グラウンディング(地に足をつけた状態)と安定性を深める効果がある。
カラダとココロを元気にするプログラム