カラダがひらく ココロがひらく 自分がひらく

心地良く自分自身でいること、ただそれだけ

何もしない幸せ、ウブド

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先週末、バリ島ウブドから戻ってきた。

アジアが大好きな自分だが、いままでなぜかバリ島だけは行きそびれていた。

 

初めてのバリ島、美しい海が大好きなのだが、今回はなんとなく森と田んぼのあるウブドに滞在した。

 

「なぜか」「なんとなく」

このような言葉を使用してしまうくらい、バリ島での時間はいままでの旅とは大きく違うものだった。

まず旅の目的が全くなかった。

大体ここに暮らしてみよう!と思いついたときから、ここではあれしよう、これをみてみようと少なくとも2、3のやりたいことが出てくる。

 

例その1)美しい海を眺め、美味しいお酒をのみながら、のんびり読書する。

例その2)このお寺で1週間メディテーションしてみる。

 

でも、ウブドに関しては、そのような「やりたいこと」が内側から湧き出てこない。

ガイドブックなども事前に目を通す気にもならなかった。

渡航前にバリ島をテーマにした小説を2、3冊読んだ程度。

 

結果、

 

2週間の滞在中、ウブドの街中をJalan Jalan(散歩)しまくり、ディープなローカルのワルン(食堂)で食事をし、ゲストハウスのテラスでKopi Bali(バリの泥っぽいコーヒー)を飲みながら読書をするという毎日を過ごした。

 

冒頭の写真は、宿泊した部屋のテラスから見える眺め。

微かだが、遠くにはバトゥール山の姿も見える。

このテラスは右側が東なので、毎朝素晴らしい日の出も楽しめる。

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毎朝、夜が明ける頃にウブド市場に行きココナッツを買い、ゲストハウスに戻り、このテラスで朝陽をいっぱいに浴びながら、ココナッツを飲み、大好きな本を読みふける。

至福の時間。

 

本から目をあげれば、抜けるような青空、伝統的な家屋の茶オレンジの屋根、背の高い南国の花々の木、濃い緑の木々、そして自由な白い雲。

 

これで十分しあわせ。

 

バリ島の人々はバリヒンズーを信仰しているので、街中を散歩していると「チャナン」というお供え物をする女性の姿をよく目にする。

このお供え物は各家庭、お店、職場で毎日(それも数回)行われる。

 

2週間ちょっとの間に新月と満月があったが、バリ島は新月と満月の日もそれぞれのお祈りするし、その両日子どもたちはバリの正装で学校へ行く。

 

週末には、各村の集会所で地域の子どもたちがガムランの練習をしていたり、伝統舞踊の練習をしていたりする姿があった。

 

ウブドの街並みも大きな観光化の波でここ20年で激変したらしいが、その中でウブドの伝統と文化がきちんと受け継がれ生活に根付いている場面を垣間みて、なんだか嬉しく感じた。

 

ウブドはそんな空気を味わいに行ったんだな、きっと。

 

生きるって面白い!

 

 

 

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