カラダがひらく ココロがひらく 自分がひらく

心地良く自分自身でいること、ただそれだけ

言葉を紡ぐ

       

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実に9ヶ月ぶりのブログ。

 

ある意図を持って書き始めたブログだけれど、この9ヶ月でずいぶんと自分自身の内面が変化した。

 

「暮らすように旅をする」

 

人生のテーマ通りに、この9ヶ月の間にもさまざまな土地に滞在し、素晴らしいことを体験してきた。

 

これからは、日本で海外で暮らす日々のなかで体験する素晴らしいことを、このブログにちょっとずつ残していこうと思う。

キラキラ光る大切な宝ものをそっと置くように。

 

自分のためであるが、このブログを偶然通りかかってくれた人もほんのり幸せを感じてくれると嬉しい。

 

自分の中で感じたものを、言葉にして紡いでいこう。

 

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何もしない幸せ、ウブド

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先週末、バリ島ウブドから戻ってきた。

アジアが大好きな自分だが、いままでなぜかバリ島だけは行きそびれていた。

 

初めてのバリ島、美しい海が大好きなのだが、今回はなんとなく森と田んぼのあるウブドに滞在した。

 

「なぜか」「なんとなく」

このような言葉を使用してしまうくらい、バリ島での時間はいままでの旅とは大きく違うものだった。

まず旅の目的が全くなかった。

大体ここに暮らしてみよう!と思いついたときから、ここではあれしよう、これをみてみようと少なくとも2、3のやりたいことが出てくる。

 

例その1)美しい海を眺め、美味しいお酒をのみながら、のんびり読書する。

例その2)このお寺で1週間メディテーションしてみる。

 

でも、ウブドに関しては、そのような「やりたいこと」が内側から湧き出てこない。

ガイドブックなども事前に目を通す気にもならなかった。

渡航前にバリ島をテーマにした小説を2、3冊読んだ程度。

 

結果、

 

2週間の滞在中、ウブドの街中をJalan Jalan(散歩)しまくり、ディープなローカルのワルン(食堂)で食事をし、ゲストハウスのテラスでKopi Bali(バリの泥っぽいコーヒー)を飲みながら読書をするという毎日を過ごした。

 

冒頭の写真は、宿泊した部屋のテラスから見える眺め。

微かだが、遠くにはバトゥール山の姿も見える。

このテラスは右側が東なので、毎朝素晴らしい日の出も楽しめる。

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毎朝、夜が明ける頃にウブド市場に行きココナッツを買い、ゲストハウスに戻り、このテラスで朝陽をいっぱいに浴びながら、ココナッツを飲み、大好きな本を読みふける。

至福の時間。

 

本から目をあげれば、抜けるような青空、伝統的な家屋の茶オレンジの屋根、背の高い南国の花々の木、濃い緑の木々、そして自由な白い雲。

 

これで十分しあわせ。

 

バリ島の人々はバリヒンズーを信仰しているので、街中を散歩していると「チャナン」というお供え物をする女性の姿をよく目にする。

このお供え物は各家庭、お店、職場で毎日(それも数回)行われる。

 

2週間ちょっとの間に新月と満月があったが、バリ島は新月と満月の日もそれぞれのお祈りするし、その両日子どもたちはバリの正装で学校へ行く。

 

週末には、各村の集会所で地域の子どもたちがガムランの練習をしていたり、伝統舞踊の練習をしていたりする姿があった。

 

ウブドの街並みも大きな観光化の波でここ20年で激変したらしいが、その中でウブドの伝統と文化がきちんと受け継がれ生活に根付いている場面を垣間みて、なんだか嬉しく感じた。

 

ウブドはそんな空気を味わいに行ったんだな、きっと。

 

生きるって面白い!

 

 

 

カラダとココロを元気にするプログラム

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わたしが世界を旅する理由

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わたしはどの国、どの街、どの地に行っても必ず朝日を楽しむ時間を持つ。

 

水平線から、地平線から、山の稜線から、建物の合間からのぼってくる太陽を静かに眺め続ける。

太陽がのぼる前、空の色の変わっていくさまが言葉にできないほど美しい。

そこに雲があると、天空に色と光が織り成すえも言われぬ芸術が繰り広げられる。

 

刻々と変わるその美しさはあまりにも刹那的で、カラダ全身でしっかりと観て感じながらカラダとココロにこの感動を留めておこうと思うと同時に、その瞬間を画像におさめて手元に残したいという願望にもとらわれる。

 

でも画像にはその美しさや本質が十分に表現されていない。

そうわかっていても撮り続けてしまうんだけどね。

 

夕日も優しくて美しいけど、わたしは朝日に強く惹かれる。

より正確に言うと、太陽の姿が見える直前の景色だろうか。

「くる!」という気配を強く感じながら、全身がひとつの感覚器となり集中して研ぎ澄まされて天空を見ているあの時間。

 

そうやってその場の空気や気配、光、音、匂いなどを五感でフルに感じながら、太陽が静かにのぼってくるさまを見たいがために、わたしは世界を旅しつづけているのかもしれない。

 

生きるって面白い!

 

 

カラダとココロを元気にするプログラム

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自然のなかで過ごす

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風薫る新緑の季節。

カラダとココロまるごとこの季節を十分に堪能したいと思い、5日間山梨県の秘境と呼ばれるところを訪れた。

 

ひと呼吸ごとに、カラダのすみずみにまで新鮮で瑞々しい空気がしみわたっていく。

光、清流、樹々、花々、土、岩、さまざまな音や香り、生き物たち。

カラダの感覚器すべてでこの大自然を味わい尽くす。

頭のなかはカラッぽになって、ただただ自然と一体となっていく。

 

日本という美しい国に生まれて良かったと心底思う瞬間だ。

 

自然のなかの3日効果」に関する研究の記事を読んだ。

「3日目になると、これまで感じなかった匂いや物音に気づくようになるんです」とストレイヤーは言う。傾きかけた太陽の光が峡谷の壁面を赤く染めていき、私たちはくつろいだ雰囲気に包まれた。「これまでにないほど自然と調和しています。2、3日の間でも、その瞬間その瞬間を生きる経験ができた人では、質的思考に違いが生まれるようです」

 

そうか、自然のなかで心地良い時間を過ごすということは、「その瞬間その瞬間を生きる」ことなんだ。

 

四季折々の美しい自然に恵まれている日本に住んでいること自体が最高にツイているのではないか!

 

仕事が…、時間が…、あれが…、これが…、

もう「言い訳」はやめよう。

すべては自分の選択次第。

いまここから変えられる。

 

 生きるって面白い!

 

 

 

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踵(かかと)で呼吸する

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ここ数ヶ月の自分の研究テーマは「踵(かかと)」。

 

踵と腰(骨盤)がきちんとつながっていて、カラダの重心がしっかりと丹田にあると感じられる身体感覚。

能のすり足も踵が鍵となるし、武道でも踵から動くと腰や背中から力が出てくるらしい。

 

 踵のキーワード検索をすると、荘子のある言葉に多く出会う。

真人の息は踵(くびす)を以てし

衆人の息は喉(のど)を以てす

 

 普通の人は浅い呼吸をするが、すぐれた人(悟った人)は深い呼吸をする。

深い呼吸は、呼吸が踵を通って大地へとつながっていくくらいの呼吸。

 

呼吸と言えば、あの有名な白隠禅師も「内観の法(丹田呼吸法)」で足の裏でするかのように深い呼吸(丹田に気を集めた呼吸)を語っている。

 

多くの人はいつも考えてばかりいて気が上(特に頭)にのぼりっぱなし。

それを丹田を意識しながら、踵(足の裏)で呼吸する感覚を感じながら深い呼吸をすると、下半身に気が充実する。

「上虚下実」の理想的な状態になる。

 

特に立っているとき、歩いているとき、つねに丹田に気が充実しているための鍵が踵なのだ。

 

普段の動作のなかでカラダのある部分にきちんと意識を向けるだけで、カラダが連動して変わってくるし気分も変わってくるのがとても面白い。

 

まだまだ実験中。

 

今日あなたは自分のカラダのどこに意識を向けただろうか。

 

生きるって面白い!

 

 

 

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散ることが新たな始まり

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 近所の桜並木がもうすぐ満開になる。

見事な桜のトンネルを創り出すその坂は、すぐ近くにある目黒川沿いの桜並木のように認知度は高くないが、わたしの大好きな大好きな桜スポット。

満開のときもただただ至福感に包まれるが、一番惹かれるのは桜吹雪。

 

桜吹雪はなぜあんなにも美しいのだろう。

 

名前のことだま」の中で、こんなことが書いてあった。

桜の花が散るのは単に花びらが落ちるのではなく

落ちることでチカラが生み出されるのです。

 

あらたなチカラが生み出されるとき

それが桜の花びらが散る時なのです。

散ることが新たな始まりなのです。

 

桜吹雪の美しさはこれから始まる新しい命の

美しさを教えています。

 

桜吹雪に自分の全てが包まれるとワクワクするのは、新たな始まりを予感しているからかもしれない。

 

日本では4月は入学式やら入社式やらと大きな節目の月。

明治時代に会計年度に合わせて学校も4月始まりになったらしいが、桜の時期に重なって感動が一層深くなるように思う。

 

さあ、今週末は美しい桜の木の下でピクニックだなー。

 

生きるって面白い!

 

 

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