カラダがひらく ココロがひらく 自分がひらく

心地良く自分自身でいること、ただそれだけ

あなたは待つ人?

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あなたは「待つ人」でいることが習慣になっていませんか?人生をどれだけ待つことに充てているでしょうか? わたしが「小さなスケールの待つこと」と呼んでいるものには、郵便局の順番待ち、渋滞、空港でも待ち時間、待ち合せなどがあります。「大きなスケールの待つこと」には、次の休暇を待つ、もっと条件のいい仕事を待つ、子どもが成長するのを待つ、意義のある関係をきずける相手の出現を待つ、成功するのを待つ、お金を稼ぐのを待つ、ひとかどの人間になるのを待つ、さとりがひらけるのを待つ、などがあります。生涯を、人生のスタートを切る準備、すなわち「待つこと」に費やしてしまう人も珍しくありません。

 

「待つこと」は心理状態です。その根底には、「いまが嫌なので、未来を求めている」という事情があるのです。自分が持っているものを要らないと感じ、自分が持っていないものをほしがっています。この種の「待つこと」をする人は、無意識のうちに、自分のいたくない「いま、ここ」と、自分のいたい、「イメージの中の未来」とのあいだに、ギャップをつくっています。これが心に葛藤を生み、「いま」を失い、人生のクオリティを著しく損ねてしまうのです。

 

              『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』

                エックハルト・トール著(徳間書店  2002)

 

 

知り合いから勧められた本を読み進んでいて、「そうそう、あったよね〜」と頷いた。

これからの人生、自分はなにをしていきたいのか、と自分のライフミッションを模索していた何年も前、自分は「待つ人」だった。

いまここにない「何か」を追い求めていたから。

その当時わたしは、これに人生注いでます!という「やること」を探していた。

 

でも違った。

 

わたしにとって、「やること Doing」ではなく、「在り方 Being」がとても大切だった。

そしてそれが頭ではなく、カラダでわかったから、いまとても心地良い充実した毎日を過ごしている。

 

自分の本質に沿った在り方を深めていれば、そこから「やること」はどんどん出てくる。

「やること」は自分のカラダを使った表現なのだ。

 

巷では、「自分のやりたいことをやろう」「好きなこどだけをやろう」とコドバが溢れている。

でも、「自分のやりたいこと」がわからないという声も多い。

もしあなたがその一人なら、「やること Doing」ではなく、どういう自分でいたいかという「在り方 Being」に焦点を当ててみたらどうだろうか。

 

それが、「いま、ここ」を大切にすることにもつながるから。