カラダ全体で声を出す
わたしはカラダに関するあらゆることに興味が尽きない。
声もそのひとつ。
なぜなら、声はカラダ全体で出すものだからだ。
「え?声は声帯で出すものでしょ?」と思っているあなた、その認識は直ちになおそう。
声帯のヒダが息によって振動し、口腔や鼻腔に響いて声になる。
そしてその息はカラダ全体の呼吸、特にお腹(丹田)が要となる。
役者さんなどのいわば声のプロの人たちが、声を出すのを聞いていると、カラダは響きわたる楽器なのだとつくづく感じる。
背中から(後方)から声が波のように響き出る。
額から後頭部から前後に声が広がり響き出る。
足の裏から声が出て、カラダの全体から響いている。
プロの方が、この3通りの出し方で声を出すのを聞いたときには鳥肌がたった。
役者さんも声を出すために、本番前は数時間みっちりとカラダをほぐすという。
カラダがほぐれてリラックスしていないと必要な声が出てこない。
首と肩(肩甲骨)はもちろんのこと、あらゆる関節もゆるめることが大切。
呼吸の質も声の質に左右する。
これって、わたしがやっているカラダとココロを元気にするプログラムも全く同じ。
カラダをほぐす、ゆるめる。
丹田を意識した深い呼吸。
この二つは何をするにも大切な土台だね。
呼吸と発声には腹部の筋肉をしっかり使うから、腸腰筋をはじめお腹の筋肉群を日頃からストレッチ&強化しておこう。
カラダって本当に面白い!
カラダとココロを元気にするプログラム